2025.02.24

 

ミニのオイル漏れ修理でご入庫いただきました!クランクフロントオイルシール部からの漏れです。

オイルシール自体はそれほど古くなさそうでしたが、クランクプーリーのシール接触面の仕上げが悪く、オイルシールを削ってしまっていたことが原因の一つでした。

写真のようにいくつか接触面に筋が見えますが、オイルシールを交換すると、プーリーとの当たりが微妙に変わるため、表面が荒れていると新しいシールも削れてしまい、再びオイル漏れにつながります。そのため、今回はプーリーの接触面を研磨仕上げして組み込みました!

 

今回のプーリーは勘のよい方なら写真から最終型のMPIミニのものとお判りかと思います。身売り前のローバー社のコストカットの影響か、それともたまたま今回の個体だけ仕上げが悪かったのかは不明ですが、単に部品を交換するだけでは再度すぐにトラブルに繋がってしまう例でした!当たり前ですが、根本的な原因を追求していくことが大切ですね!