ローバーミニ公道復帰!ブレーキ編!

ブレーキは安全に関わる最も重要な箇所です!






ブレーキマスター、ディスクローター、ブレーキホース、パッド、ホイールシリンダーは新品に! キャリパー&サーボはOH品に交換致しました!
ミニはまだまだ部品が豊富にあり、恵まれている車種だなぁと思います!
ローバーミニ公道復帰!燃料系統編!
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キャブレターは揮発したガソリンの残留分であらゆる摺動部が固着!
数日かけて洗浄し、OH!



オリジナルのメカポンもNGでしたので、電ポンに変更!

燃料タンクはストックのリビルトタンクに交換!タンクキャップも固着していて、、

ガソリンのヤニとキツい臭いとの戦いで根気のいる作業でした!
ですが、無事に燃料系統の作業は終えて、始動確認もOK!これでしばらく安心です!
因みに、、ガソリンを処分するには現在のガソリン価格の約5倍かかります、、(TT)
ローバーミニ 公道復帰作業!

カニ目、MGBに続いて今年3台目の公道復帰作業のご依頼!
最初の難関は工場に運ぶまで!
いつも積み込みに必死で写真が少ないですが、、
積載車で傾いたらマフラーから水が、、!?

20年弱、眠っていたミニ!




おじいちゃん、お父さんと乗られてきて、お次は息子さんが乗るとのこと!
親子三代継がれていくミニ。
素敵ですね!
まずは安心して乗れるように!
少しずつ作業していきます〜
イベントポスターが続々!

秋のイベントポスターが続々!
8/17(日)サイドウェイトロフィー 4H耐久レース

9/21(日)TMME ミニ・サーキットフェスティバル
11/2(日)ジャパンミニデイin浜名湖

まだまだこれから夏本番ですが、クラシックカーライフに快適なシーズンが近付いてきてますね!

存在意義が光る名車 Triumph Herald

MGミジェット1500やトライアンフ・スピットファイアといった英国ライトウェイトスポーツを愛する方にとって、その源流にいた車の存在は、意外と知られていないかもしれません。
トライアンフ・ヘラルド──それは、トライアンフのTRシリーズとは異なるもう一つの系譜を支え、GT6やヴィテス、さらにはMGブランド車の心臓部にまでつながる、構造的な“基礎”となった一台です。


トライアンフ・ヘラルド・クーペはイタリア人デザイナー、ジョヴァンニ・ミケロッティによるスタイリングと、英国らしい実用的な設計思想が融合した、1959年〜1961年の間のみ生産された希少なモデルとなっています。

1959年に登場したヘラルドは、チルトアップ式の大型ボンネット、鋼板ボルト留め式の外装、バックボーン型フレームといったユニークな構造で注目を集めました。
この構造は、のちにスピットファイアやGT6、ヴィテスといったモデル群へと派生し、受け継がれていきます。
スピットファイアはこのフレームをベースにショートホイールベース化したオープン2シーターです。GT6はそのスピットファイアにヴィテスの6気筒を積んだ高性能クーペ、そしてヴィテスは、まさにヘラルドの高性能版です。いずれも基本構造を共有する兄弟車と言えます。
エンジンは948ccのSCユニットを搭載しています。


このエンジンは元々、スタンダード・エイト用に設計された803ccをベースとしており、そこから948cc、1147cc、1296cc、最終的には1493ccへと排気量が拡大されていきました。
この1493cc版は、のちにMGミジェット1500にも搭載されており、つまりMGの心臓部にはトライアンフの技術が息づいているということになります。
因みに、トライアンフのTRシリーズ(TR2〜TR6など)とは、車体構造も設計思想も異なる流れに属しています。
TRはあくまで別系統のピュアスポーツ群であり、ヘラルドはより実用的で量産志向の強い、派生可能性を追求したラインにありました。
現在、当店にて販売しているヘラルド・クーペは、その中でも日本での現存数がごくわずかな希少モデルです。
948ccエンジンと軽量なシャシーの組み合わせは、現在でも実用性と気軽さを兼ね備えており、英国旧車の初心者の方にも扱いやすい一台となっています。
メンテナンス性の高さ、積載性の良さも特筆すべきポイントです。
アフターパーツも海外とのネットワークもある弊店で供給可能です。
スプリジェットやスピットファイア、あるいはTRシリーズといったクラシック英国車を検討されている方にこそ知っていただきたい──
このトライアンフ・ヘラルドは、決して派手ではありませんが、その後、多くの車種の源流となる、英国車の歴史に於いて存在意義が光る名車です。
現車の方も常時展示致しておりますので、お気軽にお問い合わせください!

